赤ちゃんはなぜ横抱きをイヤがるの?縦抱きで落ち着く理由と反り返り

赤ちゃんはなぜ横抱きをイヤがるの?縦抱きで落ち着く理由と反り返り

「横抱きを嫌がるので、縦抱きばかりしています」
首がすわる前の赤ちゃんのママから、そんな声をよく聞きます。
実は、赤ちゃんが横抱きを嫌がっているというより、頭が重たくバランスを崩しやすいため、不安定さを感じている場合もあります。

一方、縦抱きで落ち着く理由のひとつに「輸送反射」と呼ばれる反応があります。これは、身体を縦に支えられたときに、赤ちゃんが自然と力を抜き、落ち着きやすくなる生理的な反応です。

そのため、縦抱きだと安心しているように見えることがあります。

ただ、首がすわる前の赤ちゃんにとっては、縦抱きではどうしても頭の重みの負担が首にかかりやすく、過緊張につながることもあります。そのため、可能なときには、赤ちゃんの頭・背中・お尻をしっかり支えられる横抱きで、背中が反りにくい姿勢をサポートしてあげることも大切です。

うまくいかないと感じたときは、抱っこの仕方や赤ちゃんの過ごす環境を見直すサインかもしれません。

身体の強張りにより寝返りの仕方が不自然な形になったり、反り返り癖があることで丸くなれずにズリバイやハイハイの時に身体を上手に使えない、という赤ちゃんもこれまで見てきました。

歩き出すまでの赤ちゃんの発達は1つ1つが意味があり、身体を自由に使えるようになるためのプロセスなので、後の不具合に繋がらないように抱っこの仕方、睡眠姿勢など大人がやってあげられるサポートを大切な赤ちゃんのためにしてあげたい、と思っていらっしゃるママ、パパを応援しています。

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