赤ちゃんの頭の変形は防げます
2026年がはじまりましたね。
令和8年です。
これは何度も頭にインプットしないと、あれ?令和何年だっけ?とわからなくなりますよね。。私だけかな。
RACCOショップ店長の山下です。
年末年始は積読 (つんどく)がたまっていて読書するぞ〜と意気込んでいましたが、結局あまり進まず、やっと今朝1冊読み終わったのでご紹介します。
「医師が教える赤ちゃんおまぁるい頭の育て方」という本です。
日本脳神経外科学会専門医の片桐彰久先生と小児科医の長野先生のご著書です。
ヘルメット治療を推奨する内容が多いのかなと思っていましたが、ちゃんと防ぐための方法も書かれていました。
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まず、前提として赤ちゃんの頭は産まれた時は卵のようにまぁるい。
分娩時の処置によって一時的に変形が見られることはありますが、それは時間が経てば戻っていきます。
それと、低出生体重児の赤ちゃんがNICUで過ごした時間が長い赤ちゃんの場合、横向きの姿勢で寝せることが多いために「長頭症(頭が長くなる)」が起きやすく、多胎児の場合などもお腹の中にいた時からの向き癖による圧迫があれば、出生後すぐから斜頭症(左右どちらかが平らになっている)こともあります。
それ以外の場合は、最初から歪んでいるケースはほとんどないということでした。

赤ちゃんの頭って真上から見たりあまりしないので気付きにくいんですけど、少しずつ縦向きの抱っこをするようになってくる3ヶ月ぐらいになった時に、「左右のどちらかが平らになっているかも」と気になり始める方が多いようです。
その左右差が出る原因は、ほとんどが向き癖によるもので医学的な用語では「位置的頭蓋変形症」と呼ぶそうです。
新生児から1ヶ月ぐらいまでは首を横に振ることもできない時期なので、寝かせたままの姿勢で長時間固定されやすい時期です。
また赤ちゃんは基本的に真上を向いて寝ることが難しいので、左右どちらか好む方を向いて眠ります。
2〜3ヶ月になると首を振ることができるようになってくるので、少しずつ自分で向きを変えることができるようになりますが、向き癖は寝違えたような首の動かしにくさを伴うので、睡眠時や抱っこの時に「対位(姿勢)」を調整してあげないと、自分で左右どっちも平等に動かすことは難しいと思ってください。
この本でも生後1ヶ月〜3ヶ月までに「向き癖」を予防してあげることで頭の変形は防げると書かれていました。
それともう1つが「タミータイム」を早い時期から取り入れることです。

タミーとはお腹のことですが、お腹を床につける運動のことをアメリカなどの英語表現では「タミータイム」と呼んでいます。
日本語でわかりやすく言うとすれば「うつ伏せ運動」ですね。
オーストラリアでは生後すぐから始めることを推奨されているそうです。
日本では、まだそんなに浸透していないのですが、SNSなどではよく見かけるようになりました。
生後すぐは余裕がないかもしれないので、生後1ヶ月ぐらいから始めてみて下さい。
まずは床の上ではなく、お腹の上や大人の膝の上などでうつ伏せの姿勢をしてみて、慣れてきたら床の上で自分だけで踏ん張れるようになっていきます。
タミータイムの実践についてはまた次回詳しく書かせていただきますね。
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この本を読む前は、ヘルメット治療に対してあまり良い印象を持っていませんでしたが、重度の斜頭症の場合は、高額でもやってあげたほうがいいと思うようになりました。
頭をまぁるく修正してあげれるのは生後4ヶ月〜6ヶ月ぐらい時の見極めが必要ということを考えると、事前に情報を持っておくことは必要ですね。
この本を読めば、大体のことは把握できるのでおすすめです。
ただ、ほとんどの斜頭症は向き癖によって起きている、これが事実なんです。
ということは、寝せ方、抱っこの仕方で防ぐことが出来るんです。
歪んでしまったものをどうにか戻すにはお金(平均のヘルメット治療費は40万円〜)も労力もかかりますが、産まれてすぐから寝かせ方の調整、抱っこの仕方、タミータイムなどを取り入れていけば必ず防げるんです。
寝具の選び方についても、硬いお布団がいいとSIDS予防の観点では言われていますが、総合してしっかり選んであげたいですね。
文章:山下千春